■こんなことないですか?
水温が頻繁に上昇するので、原因はウォーターポンプだと考えているですが、友人に聞いたところ、「ウォーターポンプは消耗品なので交換するしかない」と言われました。これだけしっかりしたハードが消耗品というのは信じられません。
■ウォーターポンプのトラブル
BMWの場合、ウォーターポンプは消耗品と考えるのが良さそうです。
トラブルにはベルト切れ以外にもいつかの症状がでますが、いずれにしても共通なのは、水温計のメーターの挙動がおかしい野で判明します。「そろそろっと走って水温計が上がっていたら休む」で解決しているうちに修理・交換してください。
■ポイント
ウォーターポンプはラジエターとエンジンをめぐる冷却水を流す原動力になります。
構造は単純で、重量は軽いパーツですが、これがイカれると、水温の上昇させて、最悪オーバーヒートすることもある重要なパーツです。
エンジンの中核パーツで生死を分ける重要性がある
■症状のあれこれ
ウォーターポンプとは、クーラントを循環させるためのポンプのことです。
エンジン内部を回っているクーラントをラジエターに送り込み、そして再度エンジンに送り込むために動いています。
と、いうわけで、構造上エンジンの中核に位置しています。
そういう重要な部分であるにもかかわらず、けっこうな頻度で壊れるので要注意です。
そもそも、ウォーターポンプが壊れる原因については完璧に解明されているわけではないのですが、壊れる場合というのが、ポンプのシャフト中心にあるオイルシール、それとクーラントをくみ出しているインぺラーそのものです。
インペラーに関しては樹脂製になっています。これはおそらく軽量化と破損した際のエンジンの保護が目的でしょう。
■対策と予防
ウォーターポンプの交換は面倒です。
そもそもそう簡単に外すことを想定されていないからです。
ただし、アッセンブリ―でしか部品が想定されていないも関わらず、それほど部品代は高くありません。
もちろん、作業はかなり大変でショップによってはそれなりの工賃を必要としますが、ウォーターポンプが壊れたままではクーラントの循環が正常に行われなくなるわけですから、壊れる兆候が見られた時には、なるべく早めに対処してほしいところです。
なお、ついでにファンベルトも同時に交換することをおススメします。