■こんなことないですか?
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バッテリーが上がり気味になり、バッテリーを交換しましたが、どうも充電できていないようです。
オルタネーターがイカれているようですが、事実かどうかをつきとめないと、バッテリーをまた交換しても再発するような気がします。
改造はエアクリーナーを社外品に換えているだけです。
■エアクリーナー詰まりでオルタネーターがイカれる
エアクリーナーは、吸気のために必要な混合気を作るだけの役割ではありません。
BMWの場合は、そのフレッシュエアが、オルタネーターを冷やす役割も担っています。
もともとオルタネーターは、熱や湿気に弱く、イカれてしまうと厄介なパーツでもあるだけに、メンテ不足と笑えない結果をもたらすこともあります。
■ポイント
BMWの場合、エアインテークはエンジンのためだけにあるのではありません。
オルタネーターやその周辺のベルト類などの比較的熱に弱いパーツを保護するための風も送っているのです。
それだけに安い社外エアクリに換えるとヒドイ目にあることもあります。
キドニーグリルを外すとまたキドニーが出現します
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■症状のあれこれ
オルタネーターは発電する部品で、エンジン(クランクシャフト)からベルトとプーリーを介してシャフトを回して、電気を発生させます。
特長のひとつは熱に弱いことで、自らも発電時に熱を発するために冷却が必要なパーツです。
オルタネーターの寿命には、使用方法によって大きな開きがあります。
15万キロ乗っても平気だという人もいれば、5万キロでイカれてしまうという人もいます。
この違いはやはり熱環境です。
BMWの場合は、オルタネーターの冷却をキドニーグリルから取り込む風によって行っています。
ここでキドニーグリルから風を取り込んでいるエアクリーナーと、同じ経路を通ると早合点してはいけません。
キドニーグリルを外すと、1つの穴から先は、さらに上下2つに分かれて縦型のキドニーになっています。
上からはエアクリーナーへ、下からはオルタネーターに繋がっています。
■対策と予防
この風の流入経路でわかるように、エアクリーナーが詰まっているからと言って、オルタネーターに風がいかないという症状はおこりません。
しかし、エアクリーナーのボックスが硬化して破壊されることがあることと同様に、樹脂製のインテークがついていることからには、それが割れてしまうこともあります。
また、エアクリーナーボックスについているデュフューザー(風切り音消し)が割れても風の流れが変わり、オルタネーターに悪影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。
バッテリー上がりの際には要確認です。
■概要費用
・社外エアクリーナー ¥5,000〜
・オルタネーター ¥30,000〜
・脱着工賃 ¥50,000〜
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